京都行リポート(2)

一週間もあけといて、とか、今さら感はいつものこと。
というわけで京都行後編です。

  • 7日1部

 土曜昼から例会。この日は新歓コンパのため、予定の刻限が普段より厳しい。シナリオ自体は5日の新幹線車中でほぼでっち上げ作り上げてましたが、資料を鹿児島に忘れてくる体たらく。いやまあ、例会用に作るって言わなかったし、最悪落とすって宣言してたし……。というわけで朝一から資料写真ほかをブラウズ&印刷。実家を出発する刻限ぎりぎりまでそんな感じでドタバタ。この日もまともに寝てないとかおかしいなぁ。
 なんとか集合時刻ぎりぎりに到着。今年の新人さんは5名ほどらしい。ここ10年ほどの平均値程度。まあそんなもんかと。うれしい悲鳴もうれしくない悲鳴も上げる必要が無いので、手厚くケアしてあげたら良いんじゃないかな?
 んで、卓紹介を聞いて、さて希望卓をホワイトボードにと思った矢先、灰月氏から「うしはんまぁさん、もう書いておきましたよ」と声がかかる。
 うん、いやまあ確かにラインナップからブルーローズに入る気で来たけどさ。thormas氏のパラノイアとかでカルチャーショックを受けるのもありかな?なんて思ってた瞬間に声かけられるとなんか、ねぇ。
 あ、そうそう、TRPGボードゲームスペースReaching moonの店長さんも来られてたんですが、なかなかこちらの例会には出て来れない様子。さすがに店を放っぽり出すわけにはいきませんわな。まあうしはんまぁのブログを覗いている方で関西(細かく言えば京阪沿線大阪寄り?)に用事のある方はフラッとお立ち寄りいただければ、店長さん経由でうしはんまぁも喜びます(笑)
 ふぅ、宣伝終わり (;´д`A``
 
 
ここからはムスカリア氏のブルーローズ(旧版)の感想なんですが、某所ですでに書いたため、公式コメントできない部分を主に。辛口評価でかつ、独りよがりだとは思いますので(GM本人からも)突っ込み歓迎。なお、自分のことは棚に上げて書いております。(反転ここから)
 向こうでも書いたんですが6話ぐらいあるキャンペーンを1話分の尺に収める、なんてことは基本やらないほうが良いとしか。卓紹介時にもGM本人が「消化不良感あり、謎が残る」と言っている為、自覚はあったんでしょう。しかし、準備段階での問題はそこにしても(本当はイベント=各話ごとの背景の掘り下げとか、陰謀組織の掘り下げ・理解とかもありますが)、マスタリング面での失敗も目に付いてしまうところが。
 システムレスを目指すなら(“背景世界だけあれば良い”派なら)、なおのことGM・PL間の認識の齟齬はあってはならないと思います。もしそういう場面に直面したらどうリカバーするか、の方法論をきちんと磨いておいたほうが良いかと。新入生はどうかわかりませんが、私を含めほか4名のPL全員が認識の齟齬を許せないタイプのPLなので、やりすぎたとは思いつつも突っ込みの手を緩めなかったのは立場上そうなるとしか。
 意固地に会話だけで進める必要はないので、こじれてきたら深呼吸して紙に描くと良いでしょう、まる。そのうえで、誰が見てもわかるように描いてくれると嬉しい。
 んで、もうひとつ目に付いたのはルーリングミス。ゾディアックメンバーカードは相当の理由が無い限りGMは受け取らなければならないはずです。(ブルーローズのシステムの根本的にオカシイところですが、ゾディアックメンバーカードの提出に関する限り、PLはGMの権限を越えることができます。GMに許されているのは、なぜかその描写のみというルール。)これは朱鷺田先生のデザインの意図(と、あの読みにくいルールブック)を相当読み込まないと理解できないので、新3回生にはキツイのかも。
 ちなみにポケットユニバースなどに居て明確に連絡の取りようが無い、などの場合ならPLも納得できるんですが、この場合でも気の利いた演出がPL側から提示されれば受け取るべきであるかと。このゲームのデザインの意図がシネマチックな(御都合主義の)活劇状況の再現にある以上、少なくともただ突っ返すのは芸が無いかな?とうしはんまぁは考えます。(反転ここまで)
 これだけボロクソに言ってますが、ネタは良かったんじゃないかと。満貫全席を用意するにも並べるにもいろいろ足りなかったってだけで。
 
 

  • 7日2部

 新歓コンパという名の無礼講……にしちゃあまずいんじゃない?
 いい加減飲み放題はやめた方が良い、とか。皿が一瞬にして空になる状況を見ると、どちらかというと食べ放題的な店のほうが良いんじゃないか?と、後からOB同士のダベリで出てきました。普段から飲んでるやつがザルなのは止めないけど、明らかにペースアップしてるのとかが居ると、ハードウェアのほうでどうにかしようとか思う。
 もう遠隔地OBなんだから、私に外付けリミッターをやらせるなと(笑)
 あと、新人さん5人の自己紹介が聞こえないのはもはやデフォ。店が思いっきり体育会系御用達の学生向け居酒屋なので。
 
 

  • 7日3部

 というわけで酔いが回った頭でGM。用意したシナリオは何かの鬱憤を晴らすかのようにブルーローズ。シナリオとしては、若い人向けに(私のシナリオに慣れていない人向けに)メジャーどころのネタで固めたつもりだったんですが、どうしてこうなったw
 参加者はdeep_one氏、I氏、徹愚師氏、組長氏、灰月氏の5名……のOBの皆様。一番若いのが灰月氏とか5年前でも可能な面子。なんでやねん。
 気安すぎるためか普段やらないフルスクラッチ。とりあえず武術の達人と拳銃の名手を押さえるのはデフォ。その他1点ものの能力値が通常到達できないレベルに達する1点豪華主義者たちばかり。あんまり時間使われてもまともに戦闘する気も無かったんだけどなー。出来上がったのは、テレパシー送受信可能なラテン系ねーちゃんとか、魔界の大公爵と契約した元MI6とか、≪剣≫持ちの武術の達人とかetc.etc.
 シナリオの展開は、聖徳太子の地球儀の中からルービックキューブ状の六面神像が出てきて、この像が「我と契約して次なる時代の太陽の化身となれ」とか語りかけてくる。代表者が太陽の化身となった部族は、次の太陽の時代の間、繁栄が約束されている。太陽の化身継承の儀式はシカン文明(前インカ文明)の“月の神殿”にて。とかそんな感じ。
 地球儀の割れ方から六面神像の色と何かが対応するのではと推理するPCたち。「割れたのは、欧州、アジア、南北米、アフリカ、オーストラリア、南極の6つ。そして色は白黄赤黒緑青……膚のい……おい、青とか緑って何だ!?」六面神像に聞いてみると青:クラゲ型人類、緑:ハロー(後光)付き人類との答え。「ちょっと待て。そいつらに渡しちゃだめなんじゃないか!?」とか。太陽の化身を供出するのは各部族の合意、との話だが6部族中4つの賛成でいいとの情報も聞き出す。
 その後、誰も太陽の化身にはなりたくないと「どうぞどうぞ」を繰り返すのですが、シュープリームや龍三合が動いているのを受け、とりあえずペルーへ。現地到着直後、セレスティアルゲートの巨漢オタク、ミッキー=オリオンと(したくもない)邂逅。「次の太陽の時代を憂いているからペルーまで来たんだろ?」とか言われますが完全スルー。現地の古老兼案内人のところへ行くと、儀式ナイフの意匠に組み込まれた“ミダス王の指”(触れたものを黄金(本来は任意の元素に変換という設定だったんですが)にする。龍三合が狙ってました)が、これまたチンピラが強奪しようとする場面に。即捕まえて吐かせてやると、銀の暁の魔術師に操られていたことが判明。4組織全て入り乱れての展開と相成りました。
 ここで、PCたちに黒の部族がいないことが判明、PCだけでは合議が形成されないのではと焦る。ここではたと、ミッキーはどれに当たるの?と確認すると、プロフィールに“元ストリートギャング”の一文が。GM「じゃあ黒の部族(クォーター)ってことで」とあっさり承諾。これを受けてテレパシーで「ねえミッキー、僕と契約して新しい太陽の化身になってよ」と電波を送信。最初は「最新アニメがチェックできなくなるのはつらい」としり込みしていたが、「神になったら地上の個人間の争いごとまで見守れるっていうから、そのぐらい余裕だよ」と説得されてしまうミッキー。
後はチェイスシーンがあ(る予定だ)ったりとかしましたが、現地神殿で“その生涯に一片の悔いも無い顔をした黄金の像”を作成・分割してシナリオ終了。シームレスワールドでは、次の400年ほどはアフリカの時代のようです。
 

  • 7日4部(というか8日明け方)

 あとはダベリ。最近のfelis氏の気になることとか相談してきました。あとはサークルで話題になったPlay unsafeの話とか。
 
体力と引き換えに非常に充実した時間を過ごしてきました。3部に学生のころに戻った感じだったのは正直誤算でしたが(笑)