しょっぱい

映画「ソルト」を見てきました。
 
前売り特典の特製「塩」をもらったわけではないので、とくにタイトルとは関係ありません。
 
一言で観想を言うなら、
アンジェリーナ=ジョリーのスタントがすごい、の一言に尽きる映画でした。

 
 

CIA捜査官のイヴリン=ソルトが元KGBの二重スパイの嫌疑をかけられて……というストーリーですが、問題はネームドキャラが裏切りまくり。

観客の期待まで裏切ってくれる使い捨てっぷりで、伏線らしい伏線があまり見えてこない辺りどうしようかと。

例えるなら週刊連載でモブだったはずの背景キャラが、たった一言の台詞を吐いていたがために中ボスになったり、黒幕になったりというもの。
どんでん返しととるか、苦し紛れの落ちととるかは意見が割れそうな予感。

総じてアクションばかりが売りなことと、そこまでストーリーを掘り下げていないことが、インセプションよりも見劣りする感じ。

ジャッキーチェンばりのスタントは確かにそれだけで見る価値がありますがね(^^;
 
恒例のRPG的視点で見た場合、参考にすべきは、
「では、(捕まった)PCを護送する場面から始まります」=「描写していくうちに逃れなさいよ」といったところ。
どんな窮地でもGMが描写してくれる限り逃げ出せそうな気がする不思議。
そんな不屈の精神を磨いてもらえたら、あるいは逃がすつもりがなければ絶対に描写しない、ぐらいの気概を身に付けてもらえたら、と思います。