鉄道の神よ、我らに繁栄を!

クレオパトラ鉄道を例によって例のごとく影分身(した気になって)まわしてみました。


 

セットアップ図

スタートプレイヤーを表すコマ。クレオパトラが客車?から姿を覗かせています。

エジプト鉄道神たち。イニシアと特殊能力を司ります。

終局図
 
勝ち筋というか「どうすれば勝利点になるのか」が見えにくいゲームです。
大筋は、都市に対して勝利点が溜まっていき、そこに大きな影響力を持つプレイヤーほど多く勝利点を配分されるタイプのゲームなので、どう動けばどのぐらい勝利点が変動するのかを考え始めるときりがありません。
さらに言えば、何は無くとも都市カードがないと勝利点に繋がるほぼ全ての行動ができない、というあたりも初見では分かりにくいですし。ただ、そういったハードルさえ越えてしまえば後は考えることが豊富で面白いかと。
 
考えることが豊富ということは時間もふんだんに使うわけで。箱には90〜120分と書いてあるのですが、3人になって遊んでみると(初見とはいえ)倍ぐらい時間がかかりました。
しっかり腰を据えて遊びたいときには良さそうですが、なかなかそんな時間が(^^;
 
あと難を言えば、ボードについていくつか。
まずボードがでか過ぎる(笑)
例によって例のごとく、日本のご家庭に優しくないサイズ&こんなに面積をとるほどの情報がボードに無い。
点数は、やはりよくある外周を廻っていく方式なんですが、これもなぜか1周92点と中途半端。トップ目が70〜80点程度なら分かるんですが、(3人プレイだと)少なくともトップは100点に届くのでどうしたものやら。4人なら……『他人に点数を与えてでもリソースを獲得する』行動に出ると思うのでやはりトップは100点前後ではないかと。
 
エジプト鉄道神なる奇怪なものを置いて古代エジプトと鉄道ゲームのコラボということにしておけば、ゲームの重たさが緩和されるとでも思ったのでしょうか?
センスは良く分かりませんが、マジメな顔をしたゲームだととっつきにくいのは事実でしょうね(笑)
どちらかというと、都市の配列が梯子状なのが理由だと思っています。これに合うフレーバーマップがナイル川の両岸だったというだけで。おそらくこっちの理由の方がウェイトが高いと睨んでますが、どんなもんでしょう?