最近話題の小学生向け

小学生向け?TRPG「冒険王道」
 
本家のHPがどこかわからなかったのでスルーしてましたが、ようやく見つけたのでペタリ。
初級はシンプルにダンジョンアタックを〜と書いてありますが、ダンジョンの作り方シートが良い出来です。ダンジョンシナリオの作成にあたって、考えなければならない基本的なことが網羅されていると言えるでしょう。(戦闘回数については、このシステムが1シナリオ50分以内を想定しているものなので、使用するシステムにあわせる必要がありますが。)
 
特に初めてのシナリオでダンジョンを作ると、「マップと敵と罠を用意すればいいんだろ?チョロイ、チョロイ」などと考えてしまいがちですが、『ダンジョンシナリオにこそ語るべき物語が必要』と言っていいかと。
 
ダンジョンシナリオの舞台はどうしてもダンジョンの内部になります。*1長い間緊張感を保ち続けるだけのギミックやいやらしい罠・敵を配置し続けているようなものなら、ダンジョンハックの原初的な楽しさがありますが、単調にマップを進むだけのものは退屈でしかありません。*2
そこで、ダンジョンがどういった成り立ちでそこに存在しているのか、が肝になってきます。天然の洞窟か人工の建物、住み着いたモンスターなのかそれともダンジョンから沸いてくるのか、罠にしたって天然のトラップか人工的に設置したものか、あるいはどういう目的で罠を配置するのか(警告消耗処刑など)etc.etc.
 
そして、もう一つ忘れてはいけないのは、PCたちがなぜそのダンジョンを制覇しようとするのか、という動機付けです。
古式ゆかしく、そこには財宝・名誉etcがあるから(D&Dや、いっそのことディセントなど)。モンスターが住み着いてそこを拠点に村々を襲いに来る、それを退治に。気づいたら中に放り込まれていた、脱出せねば。最奥部の証を取ってこなければならない卒業試験型。
まだまだありそうですが、すぐに思いつくだけでもこのぐらいはパターン化できそうです。

うーむ、明日出発の荷造りが済んでないのに何やってんだろ(笑)

*1:もちろんどうやってダンジョンをクリアするのかの準備部分に重きを置いたシナリオはありますが、それはどちらかと言うと戦略ゲー的な遊び方に終始するはずです。

*2:罠が全て解除値とバステしか書いていないカード式データの塊だとサイコロを振るだけの作業ゲーですし、その場合、個人的にはリソース管理ゲーとして以外の楽しさが見出せません。