映画感想 -告白-

先日、映画「告白」を見てきました。
公開中の映画なので、一応折りたたみますね。
 
 
シナリオ作成の上でも非常に参考になる点の多い作品でした。
 
「これが私の復讐です」
予告編のこの台詞が示すとおり、復讐劇となっていくよくわからないパニックホラーものかと予想してたんですが、そんな事もなく、むしろサスペンスホラーもの?

 
 
犯人である生徒(とその周りの人々)を精神的に追い詰めていくんですが、
復讐の仕方がえげつないとしか言いようの無いもので、この先生怖ェーとしか言葉が出ません。
メインの登場人物がほぼ全て、狂気に身を委ねてしまっている、そしてそれを自覚しているのは極少数というのも特筆すべき点でしょうか。
(反転)殺された子供の復讐、(母に)自分を認めてもらいたい、自分の子供は何も悪くないという幻想、心の師に心酔するが余り自分も周りも見失う、(反転ここまで)などなど案外応用の利く(物語として理解できる)狂気ばかりですが、それぞれの描き方が良かったです。
 
ただ難点を挙げるとすれば、最初の30分は絶賛学級崩壊中の教室で先生が事件のあらましを延々語るシーンで埋め尽くされているため、かなり退屈なこと。
この事件の真相を暴いていくような映画でも無いので、もう少しどうにかならんものかとは思いますが。
あと無理やり  爆発  シーンを盛り込んでるのは……どうなんだろう?
 
 
 
 
 
 
 
 こんな調子で先月見たTRICK劇場版3 超能力者バトルロイヤル も記事を書いた方がよかったかな?
 まあ、こちらは会報記事で「TRPG的観点から見た〜〜」とかで書いてみますか。